第1位 霜降り明星のオールナイトニッポン
ニッポン放送 2019年~放送中
笑福亭鶴瓶、明石家さんま、島田紳助、
とんねるず、ダウンタウン、
さまぁ~ず、くりぃむしちゅー、
バカリズム…、
様々なお笑いを何十年と見てきた。
今挙げた方々は筆者よりも年上で、
さんまさんととんねるずは父親・母親とそれぞれ同い年で、
物心ついた時からテレビで見て、
その影響を多大に受けてきた。
小中高とダウンタウンの洗礼を受け、大人になってから
現在までも一番影響を受けた。
自分の部屋を持ち、深夜のテレビやラジオでお笑いを享受し、
ダウンタウン以降の芸人でも、
さまぁ~ず、くりぃむしちゅーは、
コンビ2人とも格段に面白く、その活躍を見ていた。
バカリズムさんももはや説明不要だが、単純な芸人活動以外でも
才能を発揮し、「オールナイトニッポンGOLD」は
毎回楽しみに聴いていた。
そして長い長い時を経てついに、
自分の耳を年下で納得させてくれる芸人が現れた。
それが霜降り明星。
しかもそれがラジオ番組の最高峰「オールナイトニッポン」で
聴けるという。
2017年頃から新しい波24選抜後のAI-TVなどで
全国区にも出始めていた霜降り明星だが、
M-1グランプリ2018で最年少優勝を果たし、
その勢いは爆発。
当番組は2019年4月より金曜午前3時からの「0」枠で放送開始。
同時期にテレビで冠番組として、
霜降りバラエティやあてみなげも始まっている。
この前後くらいから、聴いてるラジオパーソナリティの
世代交代が起こっていて、その最たるのが霜降りだった。
当時二人ともまだ26歳、今当時の放送を改めて聴くと、
声は若干若いがすでに堂々としてる。
第1回放送から聴いているが、最初の最初は、
フリートークに時事ネタを入れずに続けて凄いな、
と思った反面、ネタコーナーもそれなりにあり、
職人を期間ごとに競わせ、その辺の芸人ラジオと同じ風に感じ、
正直そこだけは微妙な気持ちだった。
しかしトーク部分のクオリティが凄まじく、拘りがえげつないのを感じ、
一気に虜になり、
ネタコーナーも聴き慣れてきたのか、職人のレベルが上がってきたのか、
トーク同様に楽しめるようになった。
以前このブログでも触れた、”魂”を感じたのが、
一般人リスナーに電話を繋ぐコーナーがあり、
アドリブ漫才の展開で一般人が言葉に詰まり、思わず放送禁止用語で
ツっこんでしまった時に、
「俺ら人生賭けてやってるんやんか」
と粗品が半分マジトーンで言った時。
この”魂”を年下で味わえるとは!!と本気で思った。今も思っている。
普段のなんでもない通常回が毎回高いレベルで面白い故か、
現在まで7年間の放送で印象に残ってるのは面白回ではなくて、
二人がちょっと人生に迷ったりしててこれまた”魂”をぶつけてる回。
その一つがコロナ禍の頃の放送でせいやが元気がなく、
粗品もマネージャーも心配してる中、
そのダウナーな気持ちを吹っ切る為、ギターを持ち出して
弾き語りした回。
「原曲キーで歌わせて」というタイトルが付いて、笑いも交じってるが、
相方の足を引っ張ってるのではないか、などその当時の迷いを
歌にして全開で歌う事で、筆者含めリスナーもとても心揺らいだ。
他にもせいやが結婚したその報告回では、
粗品がインタビューしていくが、
最終的に大号泣する回。
結婚式でも号泣し、ホントにいいヤツ(笑)。
あと休止回に代演の令和ロマンのオールナイトニッポンが放送する日、
令和ロマンがその日起きた地震の影響で到着が遅れ、
急遽さらに代演で粗品が出演。
YouTubeロケをしており、何とか連絡がついて1時のスタートに
間に合ったが、せいやには連絡が直前までいってなく、
電話出演になったせいやはこの事に疎外感を感じ
「ハシゴを外された」
と始終怒りをぶつけ、粗品が最大限気を遣って番組を進めたが、
これもせいやが”イタい”というより、普段のラジオに
本気で取り組んでる姿勢が見えたし、
さらに粗品が逆ギレして笑いに変える方向に持っていくのも
パターンとして見えたが、それもせず説得するのを聴いて、
普段にはない、コンビの緊張した温度感も生々しくて良かった。
トークや各コーナーで二人が食い付く人物が独特なのも面白い。
マネーの虎の堀之内社長、
2つの事が同時にできなくて気絶する
エイトブリッジの別府ちゃん、
浜口京子、有村崑などはゲストにも呼ぶ程。
2021年の春改編には「1部」に昇格し、協賛スポンサーも
数える程しかなかったが、
裏番組との聴取率調査期間の集計でも、トップを取る割合も増えてきて、
今現在スポンサーの数がとんでもない事になってるのも嬉しい。
Spotifyでの再生回数も周辺のラジオを駆逐する勢いで、
アジアで唯一ブロンズ受賞をしている(650万番組中の300番組!!)。
そう、せいやも言ってるが、ラジオでは天下を取っている。
コンビでのテレビ番組が終わっていく中、ANNだけは高いクオリティで
続いている。
ABCラジオでやっていた「だましうち!」とのすみ分けも
上手くできていた。
あえて「ゴー傑P」と比べるなら、こんなSNSやらコンプラやらの
縛りプレーの中で、こんな面白いラジオを長期間繰り出せる霜降りに
一票を投じ、この企画で第1位に選ばせていただいた。
想像したくもないが、
もしこの番組が終わるとなった時、
それはどうなんだろう。
これまたおおげさかもしれないが、
日本の未来に大きく影を落とす事になるだろう。
それくらい、この番組は我々世代は元より、
霜降り以下の世代にも大きく影響を与えている。