第5位 爆笑問題カーボーイ
TBSラジオ 1997年~放送中
1997年4月から火曜深夜に放送開始で現在29年目、
とてつもなく長い期間放送している、爆笑問題のラジオ番組。
開始当初は「UP’S」という枠組みで、他曜日は芸人以外も
パーソナリティを務めていたが、
2002年春改編から現行の月~金「JUNK」枠となり、
現在全曜日芸人がパーソナリティを務めている。
この深夜ラジオ25時台という枠は、
ニッポン放送のオールナイトニッポンが
パーソナリティは変われど半世紀以上続いており、
現在また隆盛を誇っているが、
その裏で月曜の伊集院さんもそうだが、30年近くコンビで
単独で続けている事が異常でもあるし、
本当に素晴らしいと思う。
ナイナイのANNは矢部さんが一度離脱しているが(帰って来て
くれるのも凄い事だが)、爆笑問題はずっと一緒。
しかし田中さんは睾丸肥大や脳梗塞などの病気で番組を休み、
命が危ぶまれる事態があっても、
以前と変わらない元気な声を聴かせてくれる。
そしてその病気さえも笑いに変える太田さん(笑)。
そんな長い歴史の番組を筆者は何で認識したのかを思い返すと、
ちょうど20年くらい前(2004~2005年頃)。
すでに枠としてはJUNKになっており、
オールナイトニッポン≒LFが聴取率的にも話題性でもしんどい時期で、
TBSがその位置に取って替わってしばらく経っていた。
関西のラジオ番組もかなりしんどく、今思うと芸人のラジオ番組が
一応ある状態、という感じ。
陣内さん、ケンコバさんなどの番組を聴いていたが、
番組としては短命なモノが多かった。
そんな状態でラジオ自体やエンタメ雑誌などで情報収集し
(当時ネットはあったがボリュームとしてはまだまだ不足)、
ラジオ好きとしてまさにアンテナを張っていると、
TBSラジオのJUNKが熱い、と。
伊集院さん、爆笑問題の他、雨上がり、アンタッチャブル、
極楽とんぼなど男が好きそうなパーソナリティで枠が埋められている。
世代的にパワーで押すタイプの引っ張ってくれる兄さん的な人達が
ズラっと並んでいて、特に爆笑問題と雨上がりのべしゃりブリンッ!は
当時のMDコンポで雑音だらけでも、何とかして聴こうと必死だった。
JUNKはANNと違い4~5局ネットなので、
当時関西でネットはしていなかった。
2009年7月にABCラジオがやっとJUNKのネットを開始するが、
次の年の春改編で雨上がり、アンタッチャブル、
極楽(当時は加藤さんピン)の枠が一掃され、
結局聴くのはカーボーイのみ。
そこからもう16年(2014年度のみ関西ネット局のABCが自社枠復活で
撤退し、聴けず。翌年ラジオ関西で再ネット)、
毎週欠かさず聴いていて、お二人とも還暦を迎えているが、
温度感、クオリティが変わってないのが本当に凄い。
いつもオープニングトークだけで40分以上あるのもありがたいが、
各コーナーのクオリティも他のラジオに比べ高い。
「CD田中」はラジオ番組のコーナー史上ナンバー1だろう。
子供でも理解できて、歌から田中さんのセリフへの
緊張の緩和も心地良く、ハマれば奇跡のような大笑いになる。
このコーナーのネタでハズレを聴いた事がない。
ラジオのCD田中は、テレビのタモリ倶楽部の空耳アワー
と同じくらいの格だと思っている。
過去ので挙げれば、筆者も採用経験のある
「私はこういう者です(嘘あり)」はリスナーが
実際に体験したか嘘かを田中さんが予想するシンプルだが、
想像も掻き立てられる良いコーナー。
「妙に変だな~」は稲川淳二の怪談風にネタが読まれるが、
それが全く怖くなく、勘違いの大ボケで、
その送られてくるボケの角度が時に天然ぽくて面白く、
かなり印象に残るコーナーだった。
あと他の番組が生放送に拘る中、カーボーイは結構初期から
収録、録って出しで放送している(たまに生放送がある)。
筆者は昔は生で聴く事もあったが、録音したモノを聴く事が多く、
今はラジオを生では聴くスタイルではもはやないので、
そこはほぼどうでも良い。
むしろ深夜の時間帯は、放送コードが緩い観点で守って欲しいが…。
2027年で30周年。ANNと違い特番を挟まず、1年で51~52回。
まもなく1500回の方を先に迎えると思うが、
本当に末永く続いて欲しいラジオ番組である。