ラジオ

マイフェイバリットラジオ ベスト10 その1

1998年の暮れあたりからラジオを聴き始めおよそ27年。

大阪住みなので、全国区だけでなく関西ローカルの

番組も色々聴いてきた。

 

ラジオ業界は筆者が聴き始めた頃、

広告費など落ち込み続け先が見えず、ピークを過ぎて下降線、

長らく浮上できずにいたが、

ここ数年で聴かれる環境の変化と、魅力的なパーソナリティの誕生で

まさかの巻き返し!

 

個人的に聴いてる番組も世代交代が起き、自分より

年齢が下のラジオを聴く事も当たり前になった。

 

本当に27年のうち20年くらい、

ほぼ10歳以上年上の人のラジオしか聴いてこれなくて、

その事に絶望感さえ抱いた事もあったが、

ここ数年の新しいパーソナリティの方々には

楽しませてくれて、感謝しかないとさえ思っている。

 

そこでマイフェイバリットラジオと題して、

「オレのラジオ27年史」をベスト10形式で振り返りたいと

思う。

 

 

 

第10位 ゆる蔵、うれしいね。

ラジオ大阪 2000~2004年放送

 

いきなりかなり古い番組から紹介になるが、

筆者のラジオ史から愛河里花子をなしに語る事はできないので、

ランクイン。

 

宮村優子と共にパーソナリティを務めた本番組と、

自身の冠番組「ぐさラジ」シリーズなどでの

愛河さんの立ち振る舞いは、まさに真の男女平等だったのでは

ないかと、こちらも年を重ね思う。

 

まず愛河さん自体がとんでもない下ネタのオンパレードで、

生理をネタにする話し手はこの人しか知らない(笑)。

自身の結婚時モヒカン頭で登場したり、旦那の岩田光央との

秘め事を包み隠さず話したり、

過激な内容で物議を醸したCDアルバム「毒気」を発売したり、

など強烈なエピソードも多いが、

そもそもその卓越したトーク力に魅せられ、毎週欠かさず

聴いていた。

 

その実力は女性どころかその辺の男性芸人をも凌駕していて、

愛河さんが目指した世界が違ったら天下を取っていたのでは、

とすら思う。

 

この当時(今もあるのか?) 、ラジオ大阪は声優番組ゾーンを

「V-STATION」と呼んでいて、國府田マリ子や岩田光央・三重野瞳、

飯塚雅弓などの番組が放送されてて、

筆者のラジオライフはここから始まっており、

芸人のラジオを聴くまで意外と2年近く掛かった。

それでも十分楽しめたのは、完全に愛河里花子の力である。

 

そして2025年現在、還暦近くにして愛河さんは岩田光央と離婚、

息子が声優デビュー、

国民的アニメサザエさんの2代目タラちゃん役を演じるなど、

時の流れを感じざるをえない・・・。

 

 

第9位 問わず語りの神田伯山

TBSラジオ 2017年~放送中

 

日本一チケットが取れない講談師、

神田伯山が単独しゃべりっぱなしの30分番組。

 

2017年放送開始だが、今の形のレギュラー放送は2018年4月からで、

筆者が聴き始めたのもほぼこの時期。

 

冒頭、ずっと年上の番組しか聴けなかったと書いたが、

その風穴を開けてくれたのが本番組。

 

同世代でこんなべしゃりの立つ人間がいる衝撃。

でも、そりゃそうだ。伯山さん筆者より年齢1歳上で、

大いにダウンタウン松本さんの影響を受けており、

東京出身なので伊集院さんのラジオの影響も受けているから。

 

人間の証明のテーマは「放送室」、

笑い屋のシゲフジも「馬鹿力」の影響だろう。

 

冒頭に口上から入り、一切曲の紹介などなく、

30分しゃべりっぱなしであるが、他の番組との大きな違いが、

何回も録り直しをする事だろう。

 

自分の納得するまで拘ってやる。

アドリブまかせの

お笑い芸人のトークとは一線を画す。

 

あと、方々関係なく振りまく毒舌(笑)。

神田伯山と言えばこれ!というくらいに。

 

2018年5月放送の、初めてテレビでダウンタウンと

共演した際のトークで一気に心掴まれた。

 

ダウンタウン共演NG関係のトークもこの頃

業界的にだいぶできるようになってきてたが、

中山秀征の名前を混ぜ込んできて、イジって、

でも一応リスペクトも入れて・・・、

っていうのが面白かったのでよく覚えている。

 

放送開始から結構時間も経っているが、今でも一定以上の

期待値を持って毎週聴いている番組で、

末永く続いてほしいものである。

 

今回は、前口上、第10位と第9位の発表だったが、

近日中に第8位以降も発表していこうと思う。

 

乞うご期待。